Interview

ビックカメラ・コジマの健康経営

~思いをカタチに。心身の健康増進を実践~

株式会社ビックカメラ / 株式会社コジマ

今回、健康経営優良法人2020に認定されているビックカメラグループへ同社の健康経営における現在の状況や今後に向けた課題・展望を伺いました。

ビックカメラ

根本 奈智香

執行役員 人事担当部長 兼 ダイバーシティ推進室長兼 いきいき働く推進チーム

社名
株式会社ビックカメラ
事業内容:
カメラ、ビジュアル製品、オーディオ製品、パソコン、OA機器、携帯電話、家電製品、時計、ゲーム、メガネ・コンタクト、医薬品、玩具、スポーツ用品、寝具、酒類等の販売
URL:
https://www.biccamera.co.jp/bicgroup/index.html

コジマ

大野 幸恵

総務人事本部 人事部
女性活躍・ウェルネス推進室長

社名
株式会社コジマ
事業内容:
家庭電化製品および電気製品の販売および修理・工事
URL:
https://www.kojima.net/corporation/

健康経営を始めたきっかけを教えて頂けますか。

根本:ビックカメラは「お客様に最高の満足とサービスを提供する」為に、 従業員とそのご家族の心身の健康がその基盤だと考え、従業員が個々の能力を発揮しながらいきいきと働き続けられる会社を目指しております。
これまで、従業員の健康管理や働き方改革に取り組んできた経緯があるなかで、会社の想いや取り組みを社内外にメッセージとして伝えるとともに、取り組みを更にもう一段階進化させるために「健康経営」を始めました。

大野:コジマは、社長が常に、「従業員は大切な預かりものであり、従業員の物心両面の満足感と社会人としての成長の場を提供する義務と責任がある」と明言しております。その事を強く推進する為に、昨年、「女性活躍・ウェルネス推進室」を立ち上げ、従業員の健康促進や満足度の向上に力を入れております。
その中で、グループ会社のビックカメラで健康経営を既に実践していた事もあり、ビックカメラとコジマが一体となって健康経営に取り組む事になりました。

御社の社長は、健康経営の取り組みについて
どんな印象をお持ちですか?

根本:社長が一番健康経営には前向きで、日常的に従業員やそのご家族の健康を気に掛けております。従業員の心身の健康はとても大切に考え、ストレスチェックやウェルネスサーベイ※の結果にもかなり注目しております。また健康経営を開始するに際には、2016年に設置したスポーツコミュニティー室と連携し、運動習慣による健康増進も進めた方が良いとのアドバイスを貰いました。
社長がそういった姿勢である為、役職を問わず、皆が真摯に受け止めながら企業としての課題解決にあたっております。

大野:当社の社長は、健康面はもちろんの事、指標で表す従業員満足度等を重要視し、いきいきと働くことの出来る職場環境の維持を強く求めている為、女性活躍・ウェルネス推進室としても健康経営には力を入れて取り組んでおります。

※従業員の心身の健康を、フィジカル・メンタルに加え、エンゲージメントを組み込んだ3つの側面からパフォーマンスを可視化するサーベイ

健康経営を進めるにあたり、課題は感じている 部分はございますか?

根本:比較的若い従業員が多いのですが、若い人は自身の健康を過信する傾向があり、興味・関心をあげていく事は難易度が高いと感じています。また、特定保健指導についても意識を向上させ、生活習慣の改善に繋げていきたいのですが、健康保険組合と連携をとっていながらも、なかなか成果が出ないのが現状です。

大野:コジマにおいても同じことが言えます。健康診断の結果を当たり前として捉えてしまうのではなく、健康増進や改善のきっかけとして、無関心層から関心層へと意識改善を促していく事が課題と考えています。

根本:FiNCウェルネスサーベイやストレスチェック、従業員満足度調査などの実施により、従業員に健康に関するアプローチをする機会がありますが、改善施策についてはより深く、踏み込んでいく必要があり、PDCAの運用がまだまだ甘いと感じております。また、ウェルネスサーベイなどのアンケートや調査に回答することで得られる成果を従業員に浸透させていきたいと考えております。

FiNC for BUSINESSの魅力について 教えていただけますか?

根本・大野:ストレスチェックだけでなく、ウェルネスサーベイを実施できるところが魅力的です。特にプレゼンティーイズムは、ストレスチェックでは難しい。一方でウェルネスサーベイでは会社状況などフィジカル・メンタル・エンゲージメントの観点で複合的に要因を検討できるところや3つの観点により分析は企業の課題が見えて面白く、実践的であると感じております。

具体的なイベントで特徴的・成功した印象のあるイベントはありますか?

大野:FiNC様と実施したワークショップは、現状把握・課題を発掘・改善施策検討・実行までを参加者メンバーが主体となり、前向きに議論していた姿はとても好印象でした。特に施策のなかで「睡眠の質」の改善や「残業時間」の改善等は好評でした。私たちも現場のリアルな課題を知り、一緒に改善していく事は非常に有意義であると感じている為、継続して実施する予定です。

根本:FiNCアプリやEラーニングなどを活用し、健康促進に努めております。当社では健康に関する社内報があり、そこにFiNC様の提供する健康に関する記事・知恵などを定期掲載しております。

根本・大野:ビックカメラグループの取り組みとしては、一昨年より禁煙計画を立て実行しました。煙草のにおいでお客様に嫌な思いはさせてはならないというアプローチから始め、ワンデー禁煙の実施や、先の社内報で禁煙成功者の紹介、そして管理職から率先して禁煙を始めたことが、おおいに効果を奏し、連動するように禁煙の流れが広がっていきました。コジマにおいては健康支援手当も支給し、個々の健康を応援しております。

そして昨年、ビックカメラとコジマでFiNC様にご協力いただきながら健康イベントを開催しました。スポーツコミュニティー室とも連携し、ソフトボール選手とのストラックアウトやヨガ、食事の勉強等を行いました。

最後に、今後における特に注力すべき課題について 教えていただけますか。

根本:ビックカメラグループでは、健康増進の為の商品を数多く扱っています。FiNC様のウェルネスサーベイの結果をもとに、課題に対して商品提案や健康知識や意識の向上を図っていければと思います。
例えばウェルネスサーベイで睡眠の質という課題が浮き彫りになった場合、当社は生毛工房という子会社で寝具を扱っている為、そこから睡眠の質を向上させるためのレクチャーや、適した商品の紹介をする等、ビックカメラグループならではの良さを健康増進に生かしていきたいと考えています。

株式会社FiNC Technologies

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