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2017.06.23 プレスリリース

FiNC、慶應義塾大学大学院 岩本特任教授と共同で 約850名の就労者対象「エンゲージメントに関する調査」を FiNCウェルネスサーベイにて実施 〜猫背や食習慣が働く意欲に影響、生活習慣の改善でエンゲージメントが増加する可能性〜

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FiNC、慶應義塾大学大学院 岩本特任教授と共同で

約850名の就労者対象「エンゲージメントに関する調査」を

FiNCウェルネスサーベイにて実施

〜猫背や食習慣が働く意欲に影響、生活習慣の改善でエンゲージメントが増加する可能性〜

 

予防×ヘルスケア×テクノロジーに特化したヘルステックベンチャー株式会社FiNC(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:溝口勇児、以下FiNC)は、慶應義塾大学大学院 特任教授 岩本隆氏と共同で従業員の心身の健康状態をスコア化することで可視化できる「FiNCウェルネスサーベイ」を用いて849名の就労者に対し「エンゲージメントに関する調査」を実施いたしました。

 

FiNCは2016年7月のFiNC for Business提供開始時から従業員のエンゲージメントの可視化に取り組んでまいりましたが、今回の調査はその実績を踏まえ実施したものです。今回の調査で、良好な生活習慣(食事習慣、運動習慣、睡眠習慣)を行なっている人は、エンゲージメントスコアが高い傾向がみられ、猫背などの身体症状を持つ人は、エンゲージメントスコアが低い傾向がみられました。この結果より、生活習慣を含むフィジカル面(身体面)の改善により、エンゲージメントを強化できる可能性が示唆されております。

なお、詳しい調査概要等については、下記のリンクからご参照いただけます。(URL:

https://company.finc.com/wp-content/uploads/2017/06/20170623_FiNCreport.compressed.pdf

 

【調査背景】

エンゲージメントとは、「従業員が仕事から活力を得て、仕事に誇りを感じ、いきいきと仕事をしている状態*1」のことを示しています。近年、グローバルにおける企業間競争の激化により、労働参加率の向上・付加価値生産性を目的とした「働き方改革」が進められており、これを実現するために、従来行なってきたストレスや病気を減少させるためのマネジメントに加えて、従業員が心身ともに健康で、いきいきと働く状態である「エンゲージメント」を高めるための仕組みづくりが企業に求められています。

アメリカでは既に「エンゲージメントと経営関連指標(売上高、利益、生産性など)」に関する先行研究が行なわれ、両者の相関関係が指摘されています*2。日本でも厚生労働省が新職業性ストレスチェックにエンゲージメントの指標を盛り込み、経済産業省も「働き方改革」の重要項目として「エンゲージメント」を取り上げるなど関心が高まっています。

こうした動きをうけ、企業向けに従業員のエンゲージメントを改善できる「FiNC for Business」を提供しているFiNCと、HRテクノロジーの専門家である慶應義塾大学大学院の岩本特任教授は、2016年11月から2017年2月までの期間で、849名の就労者を対象とした「エンゲージメントに関する調査」を実施いたしました。

FiNCは今後も企業のウェルネス経営の実現をサポートするために、エンゲージメントに関する研究開発をすすめ、「FiNC for Business」を積極的に展開してまいります。

*1 労働安全衛生総合研究事業・労働者のメンタルヘルス不調の第一次予防の浸透手法に関する
調査研究・平成23年度総括・分担研究報告書. 厚生労働省, 東京, 2012
*2 Schaufeli, W. B., & Bakker, A, B. Job demands, job resources and their relationship with burnout and engagement: A multi-sample study. Journal of Organizational Behavior, 25: 293-315, 2004他

 

〈FiNC for Business概要〉

法人向けウェルネス経営サービス「FiNC for Business」は、従業員とご家族の心身の健康向上をサポートするオールインワンパッケージサービスです。

「FiNC for Business」を利用している企業の従業員は、専用アプリケーション「FiNC@work」で生活習慣等を調査する質問に回答すると、一人ひとりにパーソナライズされたアドバイスや優待サービスを受けることができます。姿勢改善・腰痛・肩こり・睡眠の質・生活習慣病に関係する血中データの改善を目的とした、トレーナー・栄養士等の専門家による日本最大数のエクササイズ・ストレッチ・ヘルシーレシピ・ヨガといったコンテンツや日本最大級20万件の食品データベース等を学習し、特許を取得した「パーソナルコーチAI」テクノロジーを内蔵するアプリケーションが、従業員一人ひとりの生活習慣や悩みにあわせた健康・美容アドバイスをいたします。また、人事や経営層は、「FiNC Insight」で組織・部門ごとに「従業員の心身の健康状態を数値で『見える化』することができる」ので、人事制度の見直しや人材配置の調整などの具体的対策を講じることが可能となります。

 

【結果サマリー】

・生活習慣を含むフィジカル面(身体面)の改善により、エンゲージメントを強化できる可能性が示唆されました。

・良好な生活習慣(食事習慣、運動習慣、睡眠習慣)を行なっている人は、エンゲージメントスコアが高い傾向がみられました。

・猫背や反り腰といった姿勢関連をはじめとする身体症状を持つ人は、エンゲージメントスコアが低い傾向がみられました。

 

詳しい調査概要https://company.finc.com/wp-content/uploads/2017/06/20170623_FiNCreport.compressed.pdf

 

図1

 

 

慶應義塾大学大学院 特任教授 岩本 隆氏

東京大学工学部金属工学科卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)工学・応用科学研究科材料学・材料工学専攻Ph.D.。日本モトローラ株式会社、日本ルーセント・テクノロジー株式会社、ノキア・ジャパン株式会社、株式会社ドリームインキュベータ(DI)を経て、2012年より慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)特任教授。慶應義塾大学ビジネス・スクールでは、「産業プロデュース論」を専門領域として、新産業創出に関わる研究を実施。HRテクノロジーコンソーシアム会長兼代表理事、ICT CONNECT 21幹事兼普及・推進ワーキンググループ座長など歴任。

 

株式会社FiNCについて

当社は、「すべての人にパーソナルコーチを…」をミッションに掲げる予防×ヘルスケア×テクノロジーに特化したヘルステックベンチャーです。社内には医師や薬剤師、栄養士やトレーナー等の予防領域の専門家と、データサイエンティストやエンジニア、遺伝子や生物学などのライフサイエンス領域の研究者で構成されたプロフェッショナル集団です。

 

会社名 : 株式会社 FiNC      設立   : 2012 年 4 月 11 日

代表  : 溝口勇児         資本金 : 1,811百万円

所在地 : 東京都千代田区有楽町1丁目12−1 新有楽町ビル 5階

URL   : https://www.finc.com/

 

〈提供サービスURL〉

・ヘルスケアプラットフォームアプリ「FiNC」:https://company.finc.com/service/app

・法人向けウェルネスサービス「FiNC for Business」:https://corporate.finc.com/business/

・FiNCモール: https://mall.finc.com/

・FiNC ダイエット家庭教師:https://dietcoach.finc.com/

・FiNCオンラインワークス:https://onlineworks.finc.com/

・プライベートジム事業(有楽町/赤坂・永田町):https://gym.finc.com/

・遺伝子及び血液検査等各種検査サービス

 

※FiNCの名称・ロゴは、日本国およびその他の国における株式会社FiNCの登録商標または商標です。

※その他、記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

※プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。

 

<本件に関する報道関係者のお問い合わせ先>

株式会社FiNC 担当:玉野井桐子/瀧本裕子

電話:03-6206-3480(代)Mail: pr@finc.com

 

 


 

<ご参考>

(1)調査内容

FiNC for Businessを利用する企業に所属し、データの研究利用に同意を得た従業員849名(男性477名、女性372名)を対象として、FiNCウェルネスサーベイを用いて調査を実施いたしました。(調査期間:2016年11月〜2017年2月)

 

(2)分析方法

ウェルネススコア、フィジカルスコア、メンタルスコア、エンゲージメントスコアならびに個別項目間の関連を相関分析により検討いたしました。次に、フィジカルスコア(食事・運動・睡眠ほか)に関わる設問の選択肢について、選択した群・選択しなかった群に分割し、エンゲージメントスコアならびに同スコアを構成する個別質問の平均値の差異をt検定*1により検討いたしました。


(3)結果概要

就労者849人を対象としたFiNCウェルネスサーベイ*2回答結果の相関分析によれば、エンゲージメントが高いことと、生活習慣を含むフィジカル要因、メンタル要因が良好であることが関連していることが判明しました。生活習慣が、職務遂行能力などを通じてエンゲージメントに関連していると考えられ、生活習慣の改善を積み重ねることにより、エンゲージメントを強化できる可能性があると考えられます。

 

図2

 

図3

 

*1 2つの異なる集団の特徴を示す指標の平均値に差異があるかを検定する統計手法
*2 FiNCウェルネスサーベイの内容は表1,2参照